この映画を見に行った経緯はこっち
映画を見てみて、なんだかわからないな、という気持ちになった。
もしかしたらnot for meだったのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
どう受け止めていいのか、どう感じていいのかがうまくわからない感じ。
娯楽小説じゃなくて純文学っぽい視聴感だったというか、「わ〜!面白い!!」て感じではなくて、かといってこの作品はこのテーマについて表現しているんだとかって断じれるほど博識でもない。
タイトルのスーパーハッピーフォーエバーの本質は、作中に登場するセミナーの方じゃなくて、「カップ麺でこんなに幸せになれるのなら、一生幸せだね」ってセリフの方についてのことなんだと思うんだけど、でもカップ麺で幸せになれるのは好きな人と一緒だからで。
そんな相手がいなくなった佐野さんがどうなるのかは結局わからなくて。
佐野さんが赤い帽子を見つけられたとしても見つけられなかったとしても、どっちだとしても悲しいのは変わらない。
ほとんど前情報を入れずに映画館に行ったから、タイトルから楽しくて仕方ない話だと思っていたのだけど、切ない話だったな。
と、思ったら、タイトルの表記を確認するために公式サイト見たら「この偶然は、永遠」って煽り文が表示されて、そういう方向性だったんだ!?と驚いた。
でもまあ、物語の解釈は受け取り手次第なので。
わたしは「この偶然は、永遠」とは思えなくて、悲しい物語だなと思った。
話はちょっと変わって。
今回映画を見に行こうと決めて、近くの映画館ではやっていなかったから少し遠出した。
昔はよく、ちょっと興味が出たことがあれば一人で出かけていたのだけど、メンタルを崩したときからか、夫と一緒に住み始めたときからか、そういうことって最近あんまりしていないなと思った。
最近出かけるところといえばスーパーとか、B型事業所とか、ちょっと足を伸ばしても知っているところばっかりだったけど、昔みたいに、ちょっとの興味でどこかにふらっと出かけるの、またしたいな、と思った。