前にも書いたかもしれないけれど、母親が好きじゃない。
中学生のとき、当時の恋人と一緒にいたのを見られたの理由に、ヒステリックになってわたしの集めていたCDを20枚くらい投げつけられた。
そうやってわたしに「恋愛することは悪いことだ」と植え付けておきながら、高校の面談では担任教師に「好きな人でもできたらいいんですけどね〜」などとのたまった。
大学生のときもただ仲の良いだけの異性と話していたらわたしのパソコンをベランダから外に投げ捨てられた。そうやって物を投げるの、本当にやめた方がいいと思う。
小学生高学年のときにはわたしの寝ている横で父親とセックスしていたこともある。
高学年なのでセックスの存在は知っていて、目が覚めてしまったことがバレないように息を潜めていた気がする。
あとから知ったけど子どもに性行為を見せることも虐待なんだってね。そりゃそうだ、という感じ。
そういう記憶によく残っている大きな出来事以外にも、自覚があるのかないのかわからないが機嫌で子どもを操ろうとするところや、デリカシーのないところが嫌い。
大人になったから、わたしが実家を出たから、母親との関係もだいぶマシになっていたのだけど、ちょっとした一言をきっかけに「母親が嫌だ!!」ってモードに入ってしまった。
理性では良好な関係を築いた方がいいと思うけど心が拒否している。
嫌だ!ってなる前は、子どもができたら手伝ってもらうかもしれないし、とかって思ってたけど、今思うとわたしに物を投げつけてきたやつなんか、子どもができても極力関わらないで欲しい。
何が一番嫌だって、わたしがいまだに母親のせいで嫌な気持ちにされていることが嫌だ。
わたしが高校生のころから長いことしんどい思いをしていたのは、おそらく当時から躁鬱病だったであろう影響もあるけれど、母親の影響も大きい。
苦しかったあの頃を抜け出したつもりでも、まだ引きずっているのが情けない。かっこわるい。
「母という呪い」みたいなタイトルの本を書店で見かけて、少し気になったけど手に取れなかった。
今も自分が母親の呪いに囚われていると認めるのが嫌だったからかもしれない。
とかなんとか考えているけれど、もはや呪いとか関係ないのかもしれないと思った。
タイトルの通り、母親とか呪いとか関係なく、ただ嫌な人だから嫌ってだけかも。
親子って関係性だから他と比べて距離を置けないだけの、嫌な他人。
そう思った方が楽かもしれないな。
今も母親からはそこそこの頻度でラインが来るし、会おうと誘ってくる。
友達もいないし趣味もなくて暇なんだと思う。
懇切丁寧に相手をしてあげるほど好意的には当然なれない。
だけど縁を切るっていうのも苛烈すぎるかなって思う。
でもできるだけ関わりたくない。嫌な気持ちにさせられるから。
上手に距離をとっていきたい。