正直、結婚式って迷惑だなあと思ってしまう。
わたしだって、他人の幸せで一緒に幸せになって、ハッピーに祝えるような人間でありたかったけど、ちょっと難しい。
今回誘われたのは従兄弟の結婚式で、従兄弟とは小さい頃は仲良くしていたけど、今は一年に一度お正月に挨拶するくらいの仲。
結婚するよ、と言われれば祝いたい気持ちはあるけど、かかるお金や時間や手間を考えると気持ちが重くて重くて仕方ない。
しかも誘い方も失礼だった。
あっちのお母さんとこっちのお母さん経由でWEB招待状のリンクを送ってくるだけ。
WEB招待状には名前は入っていないし、わたし宛のメッセージは一言もない。
”わたし”を招待しているという要素はどこにもない。
そんな程度なら誘わないでほしい。
こっちも断りづらいから。
本当はこんなに行きたくないなら、ちゃんと断ればよかったんだけど、結婚式っていうちょっと特別なことを断る勇気がわたしになかった。
もうすぐ結婚式の当日なのだけど、もう嫌で嫌で、従兄弟の結婚式が嫌という感情を通り越して結婚式そのものに対して恨みを持ち始めている。
今時、他人を巻き込んでお金と時間と手間をかけさせて祝わせるなんて、結婚式なんてやる方が非常識じゃない?みたいな気持ちにまでなっている。
冒頭にも言った通り、本当はわたしだって他人の幸せを素直に祝いたいんだよ。
だけど結婚式にかかる負担が大きすぎて、そんな気持ちにはなれない。
結婚式への出席を断って、ご祝儀だけ渡してた方がちゃんと祝えたのかもしれないな、と思う。
そう思いつつ、もし今後結婚式に誘われたときに断れるかというと自信がない。
わたしが行きたくないのだからわたしが断らなきゃ行けないのだけど、すごく断りづらい。
だから今の気持ちをこうして残しておこうと思う。
わたしは結婚式が嫌いだ。
たくさんお金がかかるのも大きいけど、それに加えて時間や手間がかかるのがかなりキツい。
手間をかけたという事実が大切だから銀行に行って新札を揃えなさいって何なのそのしょうもないルール。お金はお金じゃん。
たぶんわたしは結婚式に出ない方が相手をきちんとした気持ちで祝える。
だから、結婚式に誘われたときには断った方が良い。
このことをちゃんと覚えておこうと思う。