本を作りたい気持ちだけがある。同人誌。同人じゃないのもいつか作ってみたいけど、ひとまず同人誌。
趣味で良く描いているイラストの本もいいし、小説も時々書くからそっちでもいい。マンガもチャレンジしてみたいけどちょっと難しいかな〜。このブログを書いてるみたいにエッセイ的なものを書いてみるのもいいかも。
ジャンルはファンアートを描いている好きなゲーム関連でもいいし、TRPG関係でもいいし、完全オリジナルでもいい。
この世に存在して欲しい本=作りたい本はたくさんある。
あるのだけど、欲しい本が多すぎて逆にどれから手をつければいいかわからなくて本が生まれない。
過去に作った同人誌はゲスト原稿有りの個人誌とアンソロジー形式の本×3なので、自分だけで本を作ったことがない。
自分のイラストも小説もクオリティに自信がある!という訳ではないけれど、他の誰が書くよりわたしの好きが詰まったものなので、そういう意味では好きな作品だ。
だけど自分の作品だけの同人誌を作ろうと思うと、何だか少し尻込みしてしまう。
ゲスト原稿有りの本もアンソロジーもすっごく良かったんだよね。わたしが決めた、わたしの好きなテーマの作品をみんなに書いたり描いたりしてもらって、素敵な作品をたくさん収録させてもらった。
素敵だっただけに、同人誌を作るって行為にハードルが上がってしまった。
わたし一人じゃあんなに素敵なものは作れないよ、って。
本を作るならページ数はそれなりに欲しいな、とか、クオリティも欲しいな、とか、一貫したテーマが欲しいな、とか、こだわりがたくさんあるんだけど、一人でそのこだわりに応えられるだけの力を持っていない気がする。
同人誌って元来そういうものじゃないよな、っていうのはわかっている。
下手でも未熟でもいい。自分が好きなものを好きなように表現するだけ。
わかってるんだけど、せっかく作るならいいものを作りたいって思ってなかなか動けなくなってしまっている。
ここまで書いて気づいたんだけど、これ前書いた記事で答え出てるね。
同人誌も、常に傑作を作ろうとしてはいけないんだと思う。
傑作を目指しながらも、傑作にならなくても完成させる気概が必要だ。
未熟でも、同人誌を作り上げたいと思う。
余談
同人誌を初めて作るより前に読んだ本で、「同人誌をつくったら人生変わった件について。」という本がある。
その本を買う時点で同人誌作りたい気持ちはすでに十分にあったのだろうけど、本を読んで同人誌を作る、ということがふわふわした夢から手の届く願望になった、気がする。
本の中に出てくる漫画が決して上手くはないイラストで描かれていて、「同人誌って別に上手くなくていいんだ!」ってハードルを下げてくれる。
もし、同人誌に興味あるけど、ハードル高いなって思っている人がいたらおすすめです。